鍋はなく蓋ばかり出てくる台所のフシギ
2022/11/21このところ、ちょっと家庭に問題を抱えていて
気分ダダ下がりなのだけど、
「人にいいこと」したら、上がる、と知って
心がけるも、そうそう機会はなく、
気分が変わる方法として、また断捨離するぞ!と。
まだまだ残っている母の物を物色した。
生け花が大好きだったので、花器だらけ。
もらってくれる人が現れるのを待っていたが
現れる気配がないから、もう捨てる。
こういう趣味の人は、和服もいっぱいで、
もらってくれる人が現れることを待っていたが、
現れる気配がないから、もう捨てる。
でも台所のものは、私も使えると思い、
まだ手つかずだったが
鍋も、やかんも、もう捨てることにした。
そしたら、
鍋の数と、ふたの数が、ぜんぜん合わない。
鍋だけどこへ行ったのか、探したが、
とうとう見つからず、
蓋は、鍋の3倍くらいある。
どういうこと??
あー、思い出した。
姪が言ってたこと。
母がおかしいと、姪はずっと言っていた。
認知症なんじゃないか?と。
私は、え~どこが?めっちゃしっかりしてる。
しっかりし過ぎやわ、と笑い飛ばしていた。
それからしばらく経って
母が認知症であることが明らかになり
母の介護が始まったのだけど
母がご飯を作っていた間に、どれだけ多くの鍋を
焦がして、使えなくして、捨てていたのか
きょう、よくわかった。
今更ながらだが
火事を出さなくて、よかった・・・
近い者ほど、わかりにくい。
近い者ほど、認めたくない、というのも
あったのかもしれない。