聖夜にふさわしい尊い記事に心洗われる

2022/12/24

クリスマスイブだけれど、

特に何ごともなく、別にご馳走も作らず

会報書いて、宛名ラベル作って、切手を貼って、

いつもの「おしごと」をするだけの一日だったが、

いいニュースを見て、心洗われた。

 

尼崎のことではなく、お隣の伊丹市でのお話し。

79才の男性が市役所を訪ね、

「子どもたちのために」と、寄付を手渡された。

 

市の職員がびっくり。

お金を入れていたのは、スーパーのビニール袋で

その額、なんと一千万円。

一千万の現物を見たのは初めてで、

しかもスーパーの袋に入れて来たから。

 

お金持ちで無造作な人、いるよね、と思った。

うちの近所の大地主のおっちゃんは、

外車何台でも買えるけど、軽トラに乗ってたし、

近所の大金持ちのおばちゃんなんて、

娘の中学時代の体操服(ジャージ)をずっと着てたし。

だから貯まるんだー

なんて余計なこと思いながら、記事を読み進める。

 

すると、この寄付者の方は、

いわゆる富豪ではないのだ。

中学校を卒業後、散髪屋さんに就職し

60年以上働いて貯めたお金だった。

 

高校には行く人のほうが多い時代ではないだろうか。

大学まで行って、半分遊んでいた人もいただろう。

そんな人々の姿をよそに、

働きづめに働いたのではないだろうか。

 

心底、子ども思い・・・

でもご本人に子どもはいない。独身だから。

 

じゃあ、貯めておかないと!

だって老後に二千万円、と政府が言ってたよね。

子どもいないなら、尚さら。

なんて考えて、自分で自分を興覚めさせる私。

 

そう、貯金があっても、幸せとは限らない。

だったら人のために、今できること、

とりわけ弱きものたちのために、

自分にできることを実行に移す生き方

気高く、尊いなあ。

 

ちなみに、

銀行に貯金を下ろしに行くと、

詐欺に遭っているんじゃないか?と

なかなか下ろさせてもらえず、

警察まで呼ばれてしまい、

ようやく手にした一千万円だったそう。