人が困っているのに「よかった」と言ってしまう

2023/05/04

昨日の、電車内のことだけでなく

私、自分のことしか考えてない

と自覚したことが、きょうもあった。

 

インターフォンが鳴ったので、出てみると

お隣さんが、ご夫婦で立っていた。

揃って来られるなど、初めてで

「あのー」と言いにくそうに、口ごもられたので

ドキッとした。

 

特にお付き合いはないので、

苦情と思え、

いったい何をしでかしてしまった?!?

 

「雨漏りがしてまして、あのー、坂下さんの」

と続き

うっわ、何をしでかしたら、隣の家が雨漏りに?!?

ますます「苦情」の周辺をぐるぐるしていたら、

「坂下さんのお庭に、工事の人が入ったり

はしごを立てさせてもらったり」

というところまで話がいって

「うちが何かして、という話じゃないんですね」

と口走ってしまった。

 

「いえいえ、うちの雨漏りのことです」

と返してもらった言葉に対しても、

さらに、ぽろっと、言ってしまったのだ。

 

「あー、よかった」

 

何にも良くないじゃないか。

お隣さん、困っているのに。

自分に非がないことが分かっただけで

露骨に、そういうこと言ってしまう私。

 

人のいいお隣さんは、

にこにこされていたが、

私は、がーん、という感じ。

 

普段、外に向けては

「人の痛み」への理解の話をしておきながら

プライベートでは自己ちゅう過ぎて

がーん。