命よりも大事なもの

2024/01/04

いつも日記を読んでくださっているお母さんが

こんな言葉を送ってくださった。

 

どんな姿でも生きていて欲しいと思えるか・・・

わかりません。

辛い事、諦めなければならない事がたくさんあったので。

ずっと病気の事を気にしながら過ごしていたので。

もし命が助かっても、

また辛い思いをさせるなら・・・

でも、生きていてほしいと思うかも。

 

ものすごく深く、重い言葉だ。

過酷な闘病をする子どもの親の多くが

このことを、一人抱え、

言葉にすることさえはばかられ

言葉どころか、思い描くことにも畏れがあり

永遠の問いとなっていると思う。

 

私自身は、

あゆみが急病の急変からの別れだったので

あゆみのときには向き合う時間がそうなかったが

父が、長く患い、看病をし

辛い時間が、本人にも私にも続いていたとき

父一人で入浴中、意識を失ってしまった。

 

発見した私は、

このままにしておこう

と思った。

それがいい。

きょうで終わったほうが。

 

そう思って棒立ちになっていた時間

とても長く感じたが

おそらく十数秒。

 

大声で家族を呼んでしまった。

家族は、見るなり浴槽のお湯を抜く。

私は、ああまた続く

それが一体誰のためになるのだろう?

と傍観していた。

 

駆けつけた救急隊員が

死亡確認したとき

腰が砕けて崩れ落ちた。

 

娘として、

後から後から、考えたけれど

さほど自責のような感情に襲われることもなく

合わせて考えるようになったことは

もしも、わが子だったら。

 

絶対にこうはいかないし

実際、不慮の事故でお子さんを亡くされた親御さんたち

どれほど苦しみ続けておられるか、知っている。

 

親と、子は、ぜんぜん違う。

親も大事だけれど、

子は、そもそも次元が違う。

抱えかた、背負いかたが違う。

 

この世で一番大事なものは

命だと思う。

でも自分の命ではなく

わが子の命。