私は私の子を想い続けることにしよう

2024/02/01

昨年、時折一緒に仕事をしていた人を

突然、亡くした。

一緒になるのは、ときどきだけれど

私は、とても信頼していた。

 

誠実な人柄

いつも穏やかな物腰

一緒にいて心が休まる

 

お葬式は内々でされたことからも、

いつ、どこで、どのように亡くなったのか

知る人がいないままだった。

 

何となく、

死因は思い浮かんだ。

 

そう思えてからは

人に尋ねることも、もう控えたが

何か言ってほしかった、とか

このままじゃ受け入れられないよ、とか

思って過ごしていた、はずなのに

先日、ご家族の心情に触れる機会があり

愕然とする。

 

ご家族は、毎日、毎日、

来る日も、来る日も、

涙しない日はなく

思わないときはなく

ずーっと耐えておられた。

 

私は・・・

1か月くらい毎日偲んでいた。

そして、時々思い出すようになっていた。

 

最初のころの自分が

大げさな他人、のように思えた。

自分にとっての大切さが

うそっぽく思えてきた。

 

当然のことではあるが

お身内とはぜんぜん違う。

 

申し訳ない気持ちを持ちつつ

私はあゆみを思っていくことに、と

少し折り合いをつけた。

 

あゆみのことは

私以上に思い続ける人は

多分ほかにはいなくて

そのことに不平を抱いたりせず

私は自分の子を

粛々と想っていけばいい。