子どものいない夫婦のウサギの命

2024/04/13

少し前の記事だが

ペットのウサギが、手術後に死んだことで

獣医師と病院が訴えられて

慰謝料の支払いを命じられたこと

なんか引っかかっていて、また思い返した。

 

訴えたのは、

ウサギを喪った、子どものいない夫婦で、

「我が子も同然」と主張していることは

理解できた。

 

なんか引っかかっていたのは

何だろう・・?

裁判官の判決理由をもう一度見てみた。

 

裁判官は、

子どものいない夫婦にとってウサギは、

かけがえのない家族の一員。

並々ならぬ愛情を注ぎ大切に育ててきた。

絶望感は察するに余りある

と述べている。

 

子どものいない夫婦にとってのウサギは

普通のウサギではなくなり、

命の価値を増している?

子どものいる夫婦のウサギだと

そこまでの価値は認められなかった??

 

だったら!

子どもを亡くした夫婦のウサギ

が登場してきたら

相当な価値を置かれる気がする。

 

子どもを亡くした親が

「このウサギは、亡くなったわが子も同然なんです」

と訴えるか、どうかは、ワカラナイけど。

 

この判決を導き出したのは

手術の危険性などの「説明義務違反があった」こと

が、本当の理由なのだと思う。

裁判官が、人情味のあることを言うのは

いいな、といつも思うのだけど。