真実に近づき愛に近づいていく活動

2024/05/03

星野富弘さんの詩で、昨日までのものは

あゆみを亡くした私と重ね合わせていたが

この作品は、

「小さないのち」の活動、とりわけ「つどい」の

特性を語ってくれているようで

力を与えてもらった。

 

よろこびが集ったよりも

悲しみが集った方が

しあわせに近いような気がする

 

強いものが集ったよりも

弱いものが集った方が

真実に近いような気がする

 

しあわせが集ったよりも

ふしあわせが集った方が

愛に近いような気がする

 

悲しみが集ったほうがしあわせに近い

とは、

悲しみを語らうなかで

かけがえのない時間が思い起こされ

しあわせ(を貰ったこと)を確信するから。

 

弱いものが集ったほうが真実に近い

とは、

子どもを亡くした親たちの心そのもの。

本質を浮き彫りにするから。

 

ふしあわせが集ったほうが愛に近い

を、

私はこう受け取った。

かなしみが集まったほうが愛に近い、と。

 

日本語の「かなしい」という言葉は

愛しいとも書く

ということを習った頃だった。

ほんと、そう。

親たちが語るかなしさは

子を思う愛、溢れ出る愛しさ。

だから美しい。