孤独だった自分を切り離さないでいたい
2024/11/23きょうは、昨年制定された「グリーフを考える日」
の一周年記念で
その行事の前半に、お話しさせていただいた。
収録の日、話すことを原稿にして行ったが
見ながら話すのはやめておこうと思い、
そしたら、口から出る言葉になっていった。
普段からよく言っていること
「ご飯を食べるより、お子さん亡くされた方の
お話し聴くことが大事」が出てきた。
本当のことだから。
そうして25年間、
休まず「つどい」を続けてきたが
日の浅い人の話は、当時の私自身で、今の私の一部。
当初は、私自身も日の浅い一人だった。
あゆみを亡くして、まだ1年。
ところが、この1年がものすごく長かった。
つらすぎて、
さらに孤独で。
つらいのと、孤独、どっちが大変か考えたら
孤独のほうが大変ではないだろうか。
だって、
つらい人ばかり出会い
つらい人が集まったとき
つらいのに、嬉しかったり
つらいのに、笑えていたりしたもの。
出会えるまでの1年間の苦しさを
忘れることがないから続けられるのかもしれない。
だから、やっぱり、
日の浅い人は、当時の私そのもの。
そして今の私も
私の中に当時の自分を大事に持っているから
日の浅い人は、私の一部だと思える。
つらかった自分、
心細かった自分、
悲しくて淋しかった自分を、
今の自分から切り離してしまわず
あんなに健気に耐えた私を
いたわりつづけていきたいと思っている。