儲け損ねたさいごほど悲惨なものはない

2025/03/09

亡くなった父のこと

もうボロカス言うのはやめておきます

と言ったものの、

やっぱり収まらない。

 

何年か前に、別の電力会社からも人が来た。

鹿児島県からやって来た九州電力だった。

似たような話だった。

そっちは電線が必要なくなったので外した報告。

 

何でこういう土地をあちこち持っているのか?

もともと儲け話だったのだろうか?

ところが、まんまとだまされたのだろう。

父こそ生きている間に身辺整理してほしかった。

 

父は、ちょっと変わってるけど

賢い人だった。

いや、賢くなかったのかもしれない。

だまされ過ぎ。

 

さらに別の土地を

何度も売る準備をしていた形跡がある。

広告料とか、看板代とか、大金払った領収書。

たぶん、広告は出してもらっていない。

看板も立ててもらっていない。

 

何でそんなことに?

どれも二束三文どころか、

価値はゼロで、大きすぎる荷物。

呆れてしまうが

あー、もしかして・・・

 

生きている間に、

何とかしようとしていたのかなあ。

どうにかして手放さないと

私が困ると思い、焦っていたのかなあ。

 

そう考えると、

可哀そうになってきた。

 

でも!

一言も言わずに逝ってしまうとは

逃げ切ったなあ、て感じ。

 

美しく、慎ましく、生涯を閉じるというのは

簡単ではないことが、よくわかる。

とりあえず、断捨離、断捨離。