死別後に切れる関係と切れない関係

2025/08/27

お子さんなくされたお母さんと話すと

あ、やっぱり?

と思うことがよくあって

その1つが

旧友と疎遠になること。

 

私も、お付き合いがあるのは

あゆみが亡くなった後のご縁ばかり。

ただし、きょう話したお母さんとは

辿った道は違った。

 

お子さんは、重い障害をもって生まれた。

「疎遠」の始まりはこの時だったそう。

あー、そうなんだ。

 

理由は死別の場合と同じ。

話が合いにくくなる。

相手は言葉1つ1つに気を遣う。

こちらは、これまで通り普通でいい

と思うものの、傷つきやすくは、ある。

 

さらに私が辿ったことのない道を

お母さんは歩いた。

それは障害をもつ子たちとの出会い、

その子たちの親との同志のような絆。

 

驚いたのは

その道の先では、

わが子が亡くなっても、絆は続くこと。

かつての旧友とは、関係性が異なるらしい。

 

同じ苦労を支え合い

同じ喜びを分かち合った関係は

簡単に壊れないし

どの親にも「死」は他人事でないからだと。

 

辿った道は違ったけれど、

悲しみを支え合い

思い(愛)を分かち合う活動は

私もこれからも続けていける。

そう考え、気を取り直した。