どんな気持ちか聞かなくてもわかる

2025/09/24

昨日の研修の帰り道のこと。

同じ会場から出てきた男性、

奥さんとはスキーで出会った

と昼食時に話しているのを耳にした。

 

駅までご一緒し

来シーズンも行かれますか?スキー

と尋ねた。でも、

「もう、すっかり」と・・・

 

男性の参加は数名だったので

どんな会なのか、尋ねると

体が常に痛い痛い人の会だった。

 

え、そんな風に見えない。

そしたら、当事者は奥さんで、

だからスキーはもうできないと。

 

大変なご病気ですね、と言うと

病気ではなく、交通事故の後遺症。

 

あーー、ひどい目にあったんだ

と思った。すると、

「運転していたのは、私です」

と教えてくれた。

 

そのあとは、無言のまま

駅まで歩き、別れた。

 

どんな事故だったんだろう

も、少し思った。

それよりも

どんな気持ちで暮らしているのか

そのことのほうが大きく

でもそれは、尋ねることではなく

黙ったままになった。

 

別れてから思った。

奥さんのために会に入り

入るだけでなく役もしているから

あの場に出席されている。

そのことが

ご主人の気持ちの表れだ。