「生まれ変わりたくない」つらさ
2025/10/18拉致被害者の特集番組をしていた。
活動していた親御さんたち
高齢化に伴い次々と亡くなられて
横田めぐみさんのお母さんだけになった。
早紀江さんは、89才。
中学1年生だっためぐみさんは61才。
ものすごい歳月が流れてしまっている。
「本当に嫌な人生です」
と早紀江さんはつぶやかれた。
ほんとうに・・・
さらに
「二度と生まれてきたくない
というくらい嫌な人生ですね、私は」
と言われたのは、
重い言葉であり、驚きでもあった。
私は、あの世での再会を
想像できていない一人だけれど
また生まれてくるような気はしており
そのときは、あゆみとずっと一緒に
と願っている。
早紀江さんのようなお母さんは
私以上に、生まれ変わった時には
めぐみちゃんと生きていく人生を
考え続けていることだろう、と
勝手に思っていた。
そんな未来も描けないほどに
辛い毎日を過ごしてこられたことが
伝わってきた。
あ、少し違うかも!
生まれ変わったら、とか
次の人生は、とか
そんな、あるかないかわからない先
のことではなく、この人生の
残された時間のなかで、
必ず連れ戻したい、という
切実な願いをもっている
ということに気付かなければ。