病気じゃないのに病院に行く理由

2020/11/03

病院で行う遺族会卒業のことを、一昨日書いたが

その会にいつも出席してくださっていた方から

もう会えなくなるのが淋しい

とメールをいただいた。

私にとっての最終回に、欠席されていた方も

最後に会いたかった、とか。

 

こういう出会いと繋がり、ありがたいなあ。

 

もともと、あゆみを看取った病院では

こういう取り組みは一切なかったので、

ぜひやりましょう!と協力を始めたわけだが

まるで私も、その病院の保護者の1人のような気になり

かつての私自身を、救ったようなものだ。

 

あゆみが亡くなった直後に、病院を訪ね

病院で、遺族ケアのようなこと、ないのですか?

と尋ねたら、何もなく、

私はその病院の心療内科に行くこととなった。

 

で、心療内科から精神科に回され

なんで精神科の患者になったんやろ?と

精神科通いはそこそこにし、この会を創ったのだが

悲しみは病気ではない。

 

病気ではないのに、病院に集まり

亡き子への愛を語り、涙を流し、思いを分かち合う。

そういうこともできる病院って

素晴らしい。