悪口くらい厄介な「良かれと思って」

2023/08/28

「悪口」を本人に向かって言うことは、ない

かのように先日書いたが、

「悪口」の、言葉の意味としては、

本人に言うか、言わないかに関わらず、

他人を悪く言うことが、悪口の定義のようだ。

 

で、お子さん亡くされた方々とよく話題になるのは、

「良かれと思って」の言葉だ。

相手は「良かれと思って」言う、言われたくない事。

 

これを「悪口」とは受け取っていない。

ただ、この言われたくない「良かれと思って」は

よく言われるのだ。

 

例えば

「そんなに言っても〇〇ちゃんは帰ってこないんだから」

とか

「いつまでも泣いてたら〇〇ちゃんもつらいよ」

といった言葉は、

悪口言われた、とは思っていない。

でも、言われたらイヤ(つらい)言葉って

何なんだろう・・・

 

「苦言」とも言えるが、

もしかして、ほとんどが

「正論」というやつかもしれない。

じゃあ、

グリーフケアにおいて、正論は、

厄介な言葉だ。

 

泣くのやめないといけないし

言い返せる余地もなく

シュンとなっていながら

元気そうに振舞う、なんて

ケアには程遠い。

 

正論・・・

世間一般には、どうなんだろう?

好まれるのだろうか?

正しいことは、信頼はされるかもしれない。

でも、正論とされる言葉だけでは

温かくはないな。