別れた双子やきょうだいの繋がり

2021/06/17

日本生命のCMで、スケートをがんばっている女の子がいる。

 

「わたしたちは、ずっと一緒だった」

「一緒に練習に通った」

 

と書いてあるので、お母さんのこと?

と思っていたら、なんか、違うかんじで

あーー 双子の姉妹がいたんだ、とわかる。

一人は、お腹のなかで息を引き取ったようだ。

 

「どんなに練習がきつくても」

「友達と遊べなくても」

「私たちは一緒だから寂しくなかった」

 

というのが、いいなあと思った。

彼女は、スケートで世界を目指している。

姉妹は、とくに双子は、

生きて傍にいなくても、「いた」という事実だけで

2人は繋がりつづけるのだと思うと。

 

けれども、このあとの言葉に、

え?と思った。

「二人分の力をもらって、私は今ここにいる」

 

どうなんだろう・・・

彼女は、肯定的にとらえ、強みにしているようだ。

本人自ら、そう思えることは素晴らしい。

 

でも、人によっては、

亡くなった姉妹とセットのように考えられることが

重いと感じる人も、いるように思う。

 

おそらく、そこには

周囲の人が、言いたいように言ってきた言葉が

影響しているかもしれない。

 

おねえちゃんはできなかったことだから、とか

おねえちゃんのぶんまで頑張って、とか

 

CM見ながら、そんなことを考えていたところで

やっぱり

と思う出会いがあった。

(つづく)