行き先の違うバスに乗って行った

2024/02/05

氷点下の吹雪のなか

スクールバスを待ち続けた子どもの話を

読んでくださったお母さんの話。

 

そこのお子さんは、スクールバスではなく

待っているのは「元気になるバス」。

つまり、乗って行けば病気が治るバス。

 

お母さんは、すでに担当医から

回復が難しいことを知らされていた。

でも、待ち続けるお子さんに

「バスは来ないよ」とは言えず

お母さんも一緒に待ち続けたという。

 

やって来たのは、

「元気になるバス」ではなく

行き先が違うバスだった・・・

 

しかも、このバス、

お母さんは乗せてもらえず

お母さん、いまだに、ずっと

次のバスを待っている状態。

 

闘病する子どもは

本当にけなげだ。

「けなげ」とは健気と書く。

体はきつくても、気持ちは健康。

 

でも、とても非力・・・

それは、子どもばかりでなく親も。

 

行き先違っても、違うならなおの事

一緒に乗って行きたかったよね。

 

もう「バス」やって来ないのに

ずっとバス停に立ち尽くしている親の姿

いっぱい見てきた。