体験せずに体験者の心情を察するには
2026/06/26昨日の続き。
犯罪被害遺族の支援をしている弁護士が
話す言葉を聞いたことがある。
子どもや大切な家族を殺されると
遺族は極刑を望み
死刑判決が出た加害者に
ほかの方法で償う道はないと考えている。
もっとも望むことは、
同じ目にあわせることなのだけれど
それが叶わない法治国家だから
委ねるのが死刑。
何百人かの遺族の声を聞いている人なので
犯罪被害遺族の真実だと思えた。
どんな立場の人間にも
生きている限り人権はあり、
尊重されるべきである
とよく言われ
私も以前はそう考えていた。
でもそれは、
被害に遭っていない第三者の考え方で、
愛する人を無惨に奪われた当事者のことを
まったく理解していない人の見えかたなのだ
と知らされた。
当事者、体験者のことを理解していない立場
という表現が、重い言葉に聞こえた。
被害を実際に受けなくても
被害者の心情を思い計れるといいのだが。