患者さんの気持ち重んじ遺族の気持ち軽視

2026/08/25

「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」

という映画が10月に公開される。

24才でがんのため亡くなった主人公が

亡くなる10日前まで綴った手記をもとにした

映画で、川口春奈さんが主人公を演じる。

 

この映画を、厚生労働省が

AYA世代(15才から39才のがん患者)のための

支援制度を周知する目的でタイアップし

全国の病室にポスターを貼ったことで

批判が殺到した。がん患者当事者から。

 

あーーー

闘病中の、治るためにがんばってる人に、

亡くなった人の生き方を知らせても

希望にならないし、希望を削いでしまうよね。

 

それは遺族の私でも理解できる。

想像できる。

 

想像できなかったのは厚労省の役人たち。

賢い人揃いなのに。

 

批判している人たちも

作品そのものを批判しているのではない。

それでも、つい、

同じようにがんばって闘病したのに、

亡くなってしまうと

見たくない、聞きたくない、になるんだ…

と感じてしまい、悲しくなる。

 

そういう流れや空気をうみ出してしまった

行政に、がっかり。

 

即座にタイアップの中止を発表し

ポスターを剥がし

さらにお詫びまで。

「がんと向き合っておられる患者の皆様や

ご家族等の皆様に不快な思いやご心配を

おかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。」

 

さすがに「不快な思い」は、いる??

お詫びにだけ必死で

亡くなった患者や遺族を傷つけることには

無沈着すぎる。

さらなるお詫び、する??