「命」に言い切れることなんてない

2020/04/18

話を戻して。15日に書いた

「してもらって嬉しかったことは、人にもしそうなものだけど

なぜなんだろう・・・」について。

 

つまり、重篤な患者の家族に、

「大丈夫!きっと良くなる」といった励まし方を

私はしない。

 

それは、人それぞれだから。

私自身が、希望を与えられた、息吹を取り戻せた、正気が戻った言葉は、

人と共通ではないから。

 

「あなたがしっかりしなくて、どうするの!」

と言われて、正気に戻り、のちのち感謝した人がいる。

私は、そういうこと言われたら、きっと傷つく。

は?えらそうに!と、むかつくかもしれない。

 

「天に任せて祈りましょう」と言われて、

静かに身を置いた人がいる。

「何を言ってるの!」と逆上した人もいる。

 

「いっぱい話しかけよう」と言われて、

目を覚まさせるために必死で呼びかけた人

耳が聞こえるうちにと、「ありがとう」を言った人、

さまざまな姿がある。

 

そういうときに

私の主観で、何かを言い切るなんて

することではないと思う。

 

それどころか、

みんな、そのとき必死で考えて行動したことを

あとで悔やんでいる実際がある。

 

その人にとっての最善を尽くしていたのに。

理由は1つ。

結論が生還ではなかった、から。