ぼーっとした頭で子どものことを考えた結果

2022/07/12

お子さんを亡くされたお母さんが来てくださって

いろんな話をするなか

「実は・・・」という事に及んだ。

 

先日の「つどい」では

皆さん、いろいろな思い出の物を持って来てくださったが

私は、あゆみの物を燃やしてしまったので

持って行ける物がなかった。

 

何であんなこと、してしまったんだろう・・・

今更ながら、そう思う。

 

きっかけは、親しくしていた人が

その人なりに、あゆみのことを思って

「供養」を私に勧めた。

 

あゆみのためになることは、何でもしてあげたいし

しなければ、と思うし

そもそも頭がぼーっとしたまんま

言われるままに祈祷をしてもらう。

 

それには、「お焚き上げ」があって

あゆみの持ち物、1つひとつを祈祷して

焚いた火に入れた。

 

見ていて涙が止まらなかったが

私はこう考えた。

 

これは、何も持たずに行ったあゆみが、

あっちで困らないように、送ってあげているのだ。

 

あの日のことを、きょう、そう話したとき

目の前の、同じ立場のお母さんが、

うん。うん。

と頷いてくれたから

今頃になって、ちょっと救われた。

 

ワケわからないまま高額献金をして(させられて)

正気になったときには、

あゆみの物、家に何にもなくて

いっつも握っていたミニカーもなくなって

わたしは、ばかか!

と思うしかなくて。

 

混乱のさなかでは

大きな決断はしてはいけない

という鉄則、本当にそうだ。

 

頭がぼーっとしている間は、考えなくてもいいから

考えられるようになったとき

自分と、自分の子どもの、大事なことを

自分の頭で考えていくことが

とても大事。

 

そこに行き着くための代償が

大きすぎたなあ。