迷子になったけど賢い子に違いない

2022/05/06

昨日は日記に、危なかしい幼児、と書いたが

私は思い違いをしていたかもしれない。

その迷子になった子は

賢い幼児なのかもしれない。

 

そう考える理由は、遠い記憶のなかにある。

私が行っていた幼稚園は、バスがなかった。

近所のあっちゃんと2人、歩いて登園していた。

母は、毎朝すでに出勤している。

 

あの日は、あっちゃんがお休みだったのか?

私だけ遅れてしまったのか?

一人で歩いていたら

車が近づいてきて、「乗り~」と言う。

私は、「いい」と言って、乗らなかった。

 

声かけてくれたのは、みちこちゃんのお父さん。

「みちこ送ったところだから、送ってあげる」

と言われたが

私、「いい」と断った。

 

このことを、あとで母から

「みちこちゃんのお父さんが、ひろこちゃんは

賢い、しっかりした子だ、と褒めてくれたよ」

と教えてくれた。

 

親から言われている通り行動したのだけれど

知っているおじちゃんでも、足がすくんで怖かった。

ニュースで見た幼児も

知らない人に付いて行ってはいけない

と警戒したのかもしれない。

小学生のお姉ちゃんでも、自分よりずっと大きいから。

 

迷子だと悟られないように

「幼稚園に行くところ」と偽り

執拗に声かけてくるお姉ちゃんを、マクため

家に帰るように装い、よその敷地に入って行った

のだとすると

すごく賢いじゃない!

「いい」しか言えなかった私より、ずっと。

 

それにしても、

母親と公園に行って、公園ではぐれたって・・・

お母さん、何やってたん!?!

母を探し求めて迷子になったなんて。

 

また、ほぼ私の妄想ですが。