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2013/01/17
生きている子も 死んだ子も
毎年、あゆみの誕生日に、花を贈ってくれる義姉。 義姉というのは、いわゆる小姑(こじゅうとめ)で、 一般的には、けむたい存在。 けれど私は、小姑に恵まれたと思っている。 (姑とは、上手くいっているとは、とても言えないけれど・・) あゆみは、ものすごく人見知りだったのに、 義姉にだ…
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2013/01/15
今年も迎えた誕生日
今年も、あゆみの誕生日を迎えた。 もう年が増えすぎて、よく分からなくなりそうだが 16才、高校1年生。 相変わらず、ケーキを買おうとしない私。 毎年、ダンナが買って持ち帰るのに、 今年は、私を車に乗せて買いに行くことに。 「お誕生日用ですか?」と尋ねられ、 2人同時に、「はい」…
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2013/01/08
やっとこさ年賀状
昨年暮れに ものすごく久しぶりにできたこと、それは、 年賀状を、ほぼ年内に送り出せたこと。 ここ10年以上 年賀状を出す気に、なかなかなれず だからといって、くださった方への非礼も考え、 いただいた方へのみ、送らせていただいていた。 この方法 ずいぶんと、くださる方を減らしてし…
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2013/01/04
あゆみのことを知っているような瞳
甥のところに誕生した赤ちゃん どうにか涙せずに、抱っこすることができた。 涙が込み上げないよう あまり凝視しないようにしよう と自分に言い聞かせて、臨む。 ところが、そうはいかない! 赤ちゃんのほうは、凝視・凝視・凝視。 そうだった。 赤ちゃんって、遠慮も、恐れもなく じーっと…
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2013/01/01
新しい親族
坂下一族にとって、あゆみは、40年ぶりの女の子だったので みんなが大喜びしたものだった。 なのに、あゆみは、すぐにいなくなってしまい その後、身内の誕生はずっとなかった。 昨秋、甥の家に子どもが生まれ 男の子だった。 実は、私はまだ会っていない。 忙しかったからだが、 先日、ダ…
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2012/12/29
「遺族」をも超える「ご遺族」
亡くなった人の家族のことを、遺族というが 子どもを亡くした親の多くは この言葉に違和感を覚えているように思う。 その理由として、 言葉に古いイメージがあることや、 あの子は死んではいない、という拒絶感があること などが考えられるが、加えてもう一つ ずっと親であることに、変わりな…
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2012/12/25
犬は人の言葉が分かるのでしょうか
ずっと知りたいことがあった。 それは、犬を飼うことの良さ。 子どもを亡くした家庭では 子どもの死後にペットを飼い始めることに対し 大きく3つの方向性があるように思われる。 その1つ目は、 子どもに替る存在はないのだから 新たにペットを飼って、気を紛らそうなど、思わないし 紛らせ…
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2012/12/23
知らない人に叱られちゃった
関西と、関東とでは、慣習が異なることは、広く知られている。 代表的なのは、エスカレーターの乗り方。 関西は、じっとしている人は右に立ち、歩いて上がる人は左を行く。 関東はその逆。 (境目は・・・ 知らない。名古屋あたり?) ではエレベーターは、どうなのだろう。 余裕なく暮らす私…
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2012/12/04
亡くなった子の親ほど 親ばかはいない
子どもを亡くした人は、 みんな思っているのではないだろうか。 こんなことになるんだったら 「もっと 自由に したいだけ させてあげれば良かった」と それが遊びであったり、冒険であったり、いろんなことで。 私には 美味しいものを、もっといっぱい食べさせてあげたらよかった という思…
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2012/11/27
身を引き裂く死別が私に与えたもの
ちょうど1年前から、京都グリーフケア協会の講師をしており 受講してくださった方から届いた質問に きょうは熟考した。 質問内容 「坂下さん自身は、死別経験以前と現在で、どのように変わったと思われますか? また、変わったことは、様々な影響(要因)があったと思いますが、主には何ですか…