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2013/01/04
あゆみのことを知っているような瞳
甥のところに誕生した赤ちゃん どうにか涙せずに、抱っこすることができた。 涙が込み上げないよう あまり凝視しないようにしよう と自分に言い聞かせて、臨む。 ところが、そうはいかない! 赤ちゃんのほうは、凝視・凝視・凝視。 そうだった。 赤ちゃんって、遠慮も、恐れもなく じーっと…
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2013/01/01
新しい親族
坂下一族にとって、あゆみは、40年ぶりの女の子だったので みんなが大喜びしたものだった。 なのに、あゆみは、すぐにいなくなってしまい その後、身内の誕生はずっとなかった。 昨秋、甥の家に子どもが生まれ 男の子だった。 実は、私はまだ会っていない。 忙しかったからだが、 先日、ダ…
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2012/12/29
「遺族」をも超える「ご遺族」
亡くなった人の家族のことを、遺族というが 子どもを亡くした親の多くは この言葉に違和感を覚えているように思う。 その理由として、 言葉に古いイメージがあることや、 あの子は死んではいない、という拒絶感があること などが考えられるが、加えてもう一つ ずっと親であることに、変わりな…
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2012/12/25
犬は人の言葉が分かるのでしょうか
ずっと知りたいことがあった。 それは、犬を飼うことの良さ。 子どもを亡くした家庭では 子どもの死後にペットを飼い始めることに対し 大きく3つの方向性があるように思われる。 その1つ目は、 子どもに替る存在はないのだから 新たにペットを飼って、気を紛らそうなど、思わないし 紛らせ…
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2012/12/23
知らない人に叱られちゃった
関西と、関東とでは、慣習が異なることは、広く知られている。 代表的なのは、エスカレーターの乗り方。 関西は、じっとしている人は右に立ち、歩いて上がる人は左を行く。 関東はその逆。 (境目は・・・ 知らない。名古屋あたり?) ではエレベーターは、どうなのだろう。 余裕なく暮らす私…
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2012/12/04
亡くなった子の親ほど 親ばかはいない
子どもを亡くした人は、 みんな思っているのではないだろうか。 こんなことになるんだったら 「もっと 自由に したいだけ させてあげれば良かった」と それが遊びであったり、冒険であったり、いろんなことで。 私には 美味しいものを、もっといっぱい食べさせてあげたらよかった という思…
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2012/11/27
身を引き裂く死別が私に与えたもの
ちょうど1年前から、京都グリーフケア協会の講師をしており 受講してくださった方から届いた質問に きょうは熟考した。 質問内容 「坂下さん自身は、死別経験以前と現在で、どのように変わったと思われますか? また、変わったことは、様々な影響(要因)があったと思いますが、主には何ですか…
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2012/11/19
またも父、暴走
3階にいるイソウロウの、婚約式を行った。 ひと昔前であれば、結納式を執り行うべきところ いま風に簡略化し、ホテルの小部屋を借りて お食事をいただきながらの婚約式とした。 その子は、わが家で大きくなったので、 父と、母と、私が、出席した。 ここでまた、父が、張り切りすぎて、暴走〜…
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2012/11/15
思いがけない喪中はがき
知らない女性名で届いた喪中はがき ダンナの仕事関係と思い、食卓に置いておいた。 ダンナはダンナで、 差出人が女性なので、わたし宛だと思っていたらしい。 差出人の名前だけ見て、(知らないと思って) 故人のお名前を読み飛ばしていた。 何日も経ってから、2人が同時に、目に留めて え?…
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2012/11/02
大事なのに触れられないもの
テレビには、もう出ないと決めているのに 「小さないのち」ではない、別の役割の中で どうしても出なければならなくなり、家に招いた。 答えるべきことを、淡々と答え、 次に、直接関係ないはずなのに、あゆみのアルバムを映したい と言われ、久しぶりに出してきた。 写真の中の時間は、ついこ…