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2011/07/20
宝塚はやっぱりスバラシイ
少し前に、あるご遺族に誘われ、ゴスペルコンサートに行った。 私は、音楽は聴かなくなって久しく、 コンサートやリサイタルに行くということは 考えられなかったのだけれど、その方から 音楽がまた楽しめるようになった、というお話しを伺ったとき ああ、よかった、と思った。 小学生のお嬢さ…
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2011/07/12
ちゃんと、また会えるかなあ
鏡見つめ、ため息つくこの頃。 私、かお、変ったよねー とつぶやいても、知らん顔でテレビに見入る夫。 そうだ、と思いつき ケイタイで自分の顔を撮った。 ぎゃあー、アップこわい! 「父さん!どうしよう、こまった。 あゆみちゃんに見間違われたら、どうしよう」 「だいじょうぶや、間違う…
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2011/06/24
最後にあゆみと走った道
結婚後の8年半を暮した上新庄に 思いがけず、昨日行くことになった。 講演を引き受けた小学校の 最寄り駅である上新庄駅に降り立つと さまざまなことが蘇った。 この地で新婚生活をスタートさせ、 大樹が生まれ、あゆみが生まれ、 あゆみが亡くなり、引っ越した。 そのあと、夫の実家で6年…
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2011/06/08
話したくないからか?聞きたくないからなのか?
前回、母の知人が母に対し あゆみの話題を執拗にさえぎり、話題を変えたと書いた。 あれはなんだったのか、改めて考えた。 亡くなった孫のことを話すことは、母にとって、きっときついだろうと 気を遣った行為なのか、あるいは、 幼くして亡くなった子の話を聞くと、自分までつらくなってしまう…
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2011/06/06
なぜ言っちゃいけないんですか。
子どもの頃から知るおじさんが亡くなったと知り 母とお参りに行った。 告別式に行けなかったため、遅れて来る弔問客に 個別に対応するのは大変だろうと思ったが おばさんは、病気の始まりから、介護、在宅での看取りの 一部始終を、こと細かに話してくれた。 むしろ、無心に話された。 母と私…
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2011/05/31
誰でもみんな灰色
つらくなったときの、やり過ごし方 人それぞれにあると思う。 私は、意外にも (というのも根がおっちょこちょいのため) 人と会い、わーっとしそうかと思いきや まったくそうではなく、救いを求める相手は、本。 本は、静かにいろんなことを教えてくれる。だけでなく いつも受け身でいてくれ…
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2011/05/24
こころは色水のようなもの
子どもの遺族は、「一生悲しみが癒えることはない」 みたいなことを口にするが 本当のところは、どうなのだろう・・ かなしみは、年数とともに、かたちを変えると思う。 何にもできなくなっていたのに、 できること・できないこと・したくないこと に分れ、 泣いてばかりいたのが、 泣く日…
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2011/05/21
「聞くとつらくなる」タイプ(?)
前回のつづき。 話すとつらくなる、だけでなく、 ご自身は話さなくても、ほかの人の話を聞くだけで、 つらくなるというご遺族がおられる。 この点がまた、私にはよくわからない・・・ どうやら、自分のもつ悲しみと、話す相手の悲しみが 重なり「すぎる」らしい。 重なるだけでなく、自分の悲…
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2011/05/19
「思い出すとつらくなる」という言葉
「思い出すとつらくなる」 と、よく聞く。 そのため、会のつどいに来れない人が、結構いるという。 つらい体験、出来事は、すべて「思い出すとつらくなる」。 けれども、亡くなった子については、どうなんだろう・・ 子どもの死は、つらい、などという言葉で言い尽くせない おそらく言葉に当て…
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2011/05/13
毎年かかってくる間違い電話
数年前、「中学1年生のお子さんのお母さんですよね」 に始まった電話が、 「高校1年生の子の――」になって、きょうかかってきた。 この間違い電話、毎年学年が上がる。 塾か、教材のセールスらしい。 最初のときには、つい、 「学年を間違っています。うちの子は、もう1学年下です。 でも…