-
2011/05/01
笑顔でなくても
世界フィギュア、素晴らしいと思う。 いつも応援している真央ちゃんの得点が伸びず、とても残念。 好成績だった選手の記者会見で、少し違和感を覚えた。 「一人でも多く笑顔になってくれるよう、日本のために頑張った」 というように話していた。 被災地の方々への思いが深いのだろう。 たゆま…
-
2011/03/20
きょうだいの進学
震災以降、気楽な文章など、書く気にはなれないが 日記が止まったままでは、気に掛けてくださる方がおられることから 先日、ある機関誌に出した原稿を、ご覧いただこうと思います。 きょうだいの進学 小さないのち 坂下 裕子 我が家は、下の子を病気で失い、 私はそれをき…
-
2011/03/05
袖すり合うも一期一会
ちょうど、会員(ご遺族)のことが朝日新聞で連載されており その取材で、彼女が私のことをちらっと話してくれていたことから 私のほうに「懐かしかった」「その節は」と いろいろなメールをいただく。 会員さんではないご遺族からばかりなのだけれど 私は、「子どもを失った」と聞くと それだ…
-
2011/03/01
耳が痛いようなこと
学年末というのは、こんなに忙しいものかと、思い知った。 試験問題を作るのは、一苦労。 それを採点し、 再試問題を作るのも、一苦労。 それを採点し、 思いがけず、相当数落とさなければならない事態を迎え そうもいかない感情が動き 情に流されてばかりではおれない理性も働き、つつも や…
-
2011/02/19
つらいお別れ
お葬式に行くのが こわいほど、つらかったけれど 友人が、一緒に行こうと背を押してくれたので、 行くことができた。 インフルエンザ脳症研究班にいたとき ものすごく力になってくれた、山田至康先生。 誠実で実直なお人柄は、誰もが知るところだが 私などは、医療者でも、研究者でもなく た…
-
2011/02/12
遺族の新しい取り組み
「もっと、遺族として遺族への支援を濃くしていくため」 と前回書いた。 具体的に、何をしようとしているか、というと 子どもの遺族が、子どもの遺族を、訪問するシステムを立ち上げている。 これは、もともと頼まれて始めた事業で 「小さないのち」が主催しているわけではない。 やっているう…
-
2011/02/07
酔っぱらって書いた日記
きょう、約9年間続けてきた活動を 1つ休止した。 それは、さまざまな専門職に 遺族理解や遺族ケアについて深めてもらうため 裏方となってきた取り組み。 休止の理由は もっと、遺族として遺族への支援を濃くしていくため。 ものすごく悩んで出した結論だけれど 終えてみると、なんだか放心…
-
2011/02/02
育て方まちがえました。
このところ、家の中が、ひじょーに険悪・・・ ダイキが受験まっ只中で どうも、親子が上手くいっていない。 親子といっても、父子ではなく、母子関係のみ。 ダイキは、自転車通学しかしたことがないから、 電車の乗り継ぎがさっぱりだし、 ご飯食べるのもとっても遅い。 競争がわからず、欲と…
-
2011/01/14
あゆみ14才
日記、このところ止ってますね、と よく言われるのだけれど、 遺族間で、日々起きていること、出会っている人、話している内容が おおやけにできないこと、ばかりのため 日記も止っている状況・・ 我が家のことなら、何でも開けっぴろげにできるので もっと何か起きないかなあ・・ と思うのだ…
-
2010/12/20
きょうだいって、すごいと思う。
相変わらず独特な世界に暮す私の母と、ダイキと、私と、 3人でファミレスに行った。 小さい子の泣き声がしたとき、ダイキが、すかさず 「小さい子、いるで」と耳打ちする。そして 「あ、男の子やった」と、知らせてくれる。 今だに、忠告してくれるのだ。 ずっと以前 私は、小さい子の声を耳…