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2010/11/03
神戸を大阪とは言わない
ぎりぎりまで、資料づくりに追われ 家を飛び出し、空港に向かった。 神戸空港へは、まず最寄り駅から三宮まで乗る。 ところが、何気なく手元の航空券(の控え)を見ると 「大阪」の文字が。 しまった!! 伊丹空港へ行くんだった! とにかく飛び降り、反対側のホームへ。 来た電車に乗り、ダ…
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2010/10/21
あゆみの主治医が行ったところ
また大好きな沖縄に行って 会員さん(ご遺族)と再会したり 遺族の支援活動をしてくださっている方々と話したり、 勉強会を企画させていただいたりと 充実した日を過ごすことができた。 今回お招きいただいた、沖縄県立中部病院というところは 日本で代表的な救急の研修施設だと、かねてより聞…
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2010/10/13
一人逝かせたんじゃないと思いたくて
先日、ホスピスの看護師で屈指の、田村恵子氏を招き 専門職ばかりの勉強会を行った。 私は普段から、よく人の言葉がひっかかり ひっかかったまま、留めておくのだけれど この日ほど、ひっかかっていたことが、ストン、ストンと まるで音が聞こえるように落ちていく日は、なかった。 参加者から…
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2010/10/03
気になる「お母さんに会いたい」きもち
前回、少し触れた 兄が突然連れて来た1才の女の子、つまり姪と きょう食事に出かけた。 世間では、もうすっかり大人と見なされるが 私には、とてもそうは思えない。 今年から病院で働くようになり 先生と呼ばれてる、なんて聞くと よその人の話みたいに聞こえる。 なにげなく、聞いてみた。…
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2010/10/01
ダイキの若い先生
後期から、家族援助論という授業を担当することになった。 所属は保育学科。 子どもを失った家庭をどう支援するか? なんてことを軸にするわけにもいかず、 シラバスには、一通り、扱っていく家庭の事情を連ねたが きょうは、オリエンテーションなので、自己紹介をかね これまでの自分の軌跡を…
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2010/09/29
あれは、ほぼ悲しい涙です。
結婚式で、泣いた日記を読んでくださったKさんが、 「わかります」というメールをくださった。 このかたとは、直接のお付き合いはないまま ときどき、折に触れて、メールをいただく。 お身内の結婚式で、同じようなことがあったとのこと。 早くに両親を失った新郎だったという。 拝見し、本当…
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2010/09/27
なんで泣いてるのか、わからなかった
甥っ子の、結婚式に行ってきた。 たぶん、式と披露宴を通して 泣いたのは、花嫁さんと、私だけだと思う。 新郎の母親である義姉は、 家族が増えて嬉しいと、にこにこ顔だった。 私は、甥っ子の育ちにかかわったわけでもないのに 赤ちゃんの頃からの写真が、スクリーンに映し出されると 涙がこ…
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2010/09/15
10余年ぶりに踏み入れた世界
1か月ほど前に届いた恩師からの郵便。 封を開けるのがこわかった。 思ったとおり、入っていたのは、演奏会のチケット。 音楽から遠ざかって、何年になるだろう。 もう戻れないし、今となっては聴くことさえ、つらい。 しかし指揮者であったご主人が亡くなられ 追悼コンサートということだから…
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2010/09/08
他人の苦労は知らないところに
前回のつづき 先生たちの研修に行った日の、2つめの驚きについて。 終演後、一人の先生が来られ 「私の子は」とおっしゃった。 どきっと、緊張が走った。 23週で、600グラムで生まれたと聞き 23週!?! 思わず、聞き返した。 23週で生まれて暮している子を、直接は知らない。 自…
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2010/09/03
遺族は、みんな、がんばってるぞ
教育委員会からのお仕事で 小中学校の先生の研修を担当した。 いくつかの失敗と いくつかの驚きがあった。 失敗の1つは、 質問に答えられなかったこと。 話の主旨を「言葉」を超えたところに置いて進めていたことから 不意に、 「苦しいときに、支えとなった言葉は何ですか?」 と尋ねられ…