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2017/10/07
私が生まれる前から母を知っている
自宅の電話、めったに鳴らなくなったのに 鳴った。 お年寄りの声で、第一声は 「私はね、あなたのお母さんと仲良くしていた者です」 私、思わず、「よくかけてくださいました」 と言いかけた。 あとで思えば、母が亡くなった年に 喪中はがきを、私が差出人として出していたので この電話が鳴…
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2017/10/04
やさしい市バス〜ひどい市バス
先日、自転車が壊れていることに気づき 大急ぎでバス停へと走った。 走っているバスを追いかけて、ダメかも、と思いながら 諦めずに走ったら、どうにか乗れた。 親切な運転手さんだと思った。 ありがとうございます!と駆け込んだら 「だいじょうぶですよ」と言ってくれた。 ダイキはきょう、…
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2017/09/30
沈黙のむずかしさ
グリーフケアのスクールで、ときどき 葬儀社のスタッフの授業を担当する。 先日、優れた受講者が何人もいた。 普段から悩まれていることとして、 これは職種を問わず、みんなに共通することとして 深い悲しみに対し、言葉にならず、言葉が返せないまま 対話が終わってしまうことがある という…
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2017/09/26
好きな言葉は「いま」
「小さないのち」のホームページを充実させようと グリーフケアスタッフの、紹介欄を作成中。 当会には、7人のグリーフケアスタッフがいて 似顔絵は完成しており 自己紹介文を、それぞれに作成中。 私はちょうど書き終えたところ。 何を書こうか?趣味を書こうか?と思案し 趣味では軽いよう…
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2017/09/21
さえぎってしまった大事なお話
何で気づかなかったんだろう。 学者や医師が集まるある会議が、定期的に招集される。 私は、そのどちらでもないが、一員となっていて、 その日、メンバーが1人入れ替わったので、名刺交換した。 ああ、大学の偉い先生なんだあ。 お顔を見ても、お名前を見ても、それ以上のことは感じず 会議は…
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2017/09/18
病気もしていないのに後遺症
子どもを亡くした家では きょうだい児の育児不安に悩まされることは 普通によくあること。 わが家も例外ではなかった。 といっても、もっぱら父親のほうが。 つまりダンナ。 次はダイキを失うんじゃないかと、 眠っているダイキのおでこに手を当てたり 息してるか、鼻に手をかざしたり 小学…
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2017/09/16
新米の季節
玄関入ったところに、米袋を飾っている。 来た人に、あら可愛い、と言ってもらえるから。 中身はお米なのだが、袋には 先日生まれた、甥っ子の子の 写真や名前が大きく記されている。 お祝い返しの品だ。 「坂下家の新米です」 と自己紹介しているのが面白い。 宅配で届いたとき、 うわ、軽…
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2017/09/14
ぶっそうな世の中だから
日が暮れた帰り道 道の端に、おばあさんが腰掛けていた。 ちょうどきょう、授業で、 お年寄りに、子どもに言うように、ものを言わないようにしたい という話をした。 物忘れが多くなったとしても、子どもになるわけではない。 大人であり、目上の大人、ということを忘れないようにしたい と話…
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2017/06/24
こんなに美味しいいちごのケーキ
こんなに素敵で、美味しいいちごのケーキ 初めて食べた。 東京のつどいで、 一人のお父さんが、人数分買ってきてくださった。 お父さん同士のお付き合いがあって 息子さんが、いちごのケーキが好きだった と、別のお父さんに聞いていたそうで それじゃあ、「つどい」で、みんなで食べようと …
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2017/06/22
「怪しいものではありません」と言いかけた
会員さんから、お引越しの連絡があったとき 淋しいな… と私も思った。 お訪ねさせてもらったことがあり お父さん、お母さんから、お子さんのことを ありありと聴かせていただいた、あのお部屋は 私の思い出の扉にもなっていて。 引っ越しは済んだが、まだ引き渡していないらしい。 やり残し…