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2024/06/24
脳死移植は決断したからには成功してほしい
6才未満の女の子が、脳死状態になり 家族が臓器提供に同意されたので、 心臓や腎臓が摘出され、このあと移植される という記事が出た。 6才未満の脳死移植は、36例目だとか。 痛恨の極みのなかで よく決断されたなあ、と読ませても…
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2024/06/23
叱るどころか泣いてくれたお母さん
これまで北朝鮮の拉致被害者のことでは 私は、特に子どもをさらわれた親御さんに 胸を痛めてきたが、 先日見た報道番組を通して お母さんが拉致されたままの娘さんにも 胸がつまった。 曽我ひとみさんは、お母さんと共に拉致され、 …
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2024/06/22
聞いていた話と違ったが全部本当のこと
淳君と話してから、すぐにお母さんに電話した。 「聞いています」と言ってもらって、ホッとし、 次の週くらいに会いに行った。 淳君から聞いた話では、 妹さんは、重い障害をもって生まれ お母さんは、毎日、夜もずっとお世話してきて …
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2024/06/21
「お母さんをたすけてください」と頼まれた日
子どものグリーフについて 看護師さんたちと話し合う中で、 忘れることのない一人の中学生の話をした。 きっかけは、 重い病気や障害をもって生まれた赤ちゃんの きょうだいのケアが十分ではないことや その子たちが大きくなってからのことは 分から…
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2024/06/20
再び社会と繋がるきっかけになった日
毎日しんどくて、人と距離を置くようになると 相手側も距離を置き、 疎遠になることがあるが しばらく距離を保ち、また「普通」になる場合と 疎遠から無縁に移行してしまう場合がある。 それでいい、それでよかった、 と思える場合は、…
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2024/06/19
お供えであってお供えではないお菓子
距離を置くことがあったとしても また普通に来てくれるような人のことを 昨日書いたが、 「普通に」の話はよく聴く。 子どもが亡くなると、 何もかもしんどくて 人と距離を置いてしまうことがある。 そしたら、相手側は、さらに…
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2024/06/18
役に立てない自分を嫌にならないでほしい
悲しみのさなかにある人を 言葉で救えるすべは、なかなかない という認識をもっておきたい と考えるが、 そういうことを授業や講演などで言うと 途端にアンケート評価が下がる~ 「参考になる内容はなかった」 とか書かれる~ …
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2024/06/17
言葉で救えるすべはない認識
つらい話、とりわけ死別のことが語られるとき しっかりと、他人事にしないで聴くとすれば、 もし私だったら、どうだろう? と自分に置き換えるものだと思う。 ところが 「私だったら」と返すと、よくないことになる。 例えば「私だったら生きていけないわ」…
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2024/06/16
わが身に置き換えて聴きながら「他人事」に
子どもを亡くした親に限らず 大切な人を亡くした遺族が、かけられる言葉で 「つらいでしょう、私だったら生きていけない」 といった言い方が、いやだ という人がとても多い。ところが 私自身は、あまりピンと来ておらず 一人でよく考えている。 &n…
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2024/06/15
親以上の自負が伺える言葉かもしれない
他人に言われて傷ついたり、 不快に思ったりする言葉が、遺族にはある。 昨日は、 「気づけなくてごめんなさい」に触れた。 この言葉を、良くない言葉だと 最初は理解できなかった。 「気づけなくて」とは、「私が気づいていたら」 …