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2008/09/05
聞こえる と 聴く
英語を、リスニングと書いているときとヒヤリングと書いているときがあるけれど どう使い分けてるの?と、ダイキに尋ねたところ、 いいこと教えてもらった。 (彼は最近私の質問への答がていねいで親切)。。 話は日本語に及び、 現在は、「きく」という日本語は、「聞く」とも「聴く」とも書く…
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2008/08/27
川のおしゃべり
夏休みももうすぐ終わり。 この時期になると、子どもの夏休みの宿題がたまり、 毎年私は読書感想文を手伝う。 今や手伝えるのは、感想文のみ… 子どもの頃、父もいまの私と同じように、宿題を手伝ってくれた。 というより、父は本気になってやりきってしまうから、ちょっと厄介だった。 絵…
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2008/08/24
生きているイチの価値
生命の価値とは何だろう? これを考えつづけ、 「いてくれること」だと思い至ったので、 ダイキにもそう言うようになった。 ところが、もっと勉強しろとか、本を読めとか、野菜も食べろとか、 毎日言うことが多すぎて、ダイキとはよく揉める。 なんか、お母さんの言ってること、矛盾してると思…
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2008/08/20
善意の医療 8月20日
先日、知り合いの産婦人科医から文字の書いてあるボールペンをもらった。 何のキャンペーンなんだろうと思い、 すぐには理解できなかったが、思い出した。 思い出すということは、忘れかけているということだ… いっしょに添えられていた1枚の紙に次のように書いてあった。 8月20日は、福…
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2008/08/17
違いと比較
きょう、ある疾患会の代表者が闘いを宣言していた。 ハンセン病の患者会(?)が「ハンセン病は遺伝病ではない」と主張ししていることから、 「遺伝病のなにが悪い」という反発が持ち上がったらしい。 おそらく闘いの的は、社会の偏見に対してであると思われるが、 ちょっとだけ疑問に思った。(…
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2008/08/15
姿はなくても
きょうはお墓参りをしたので、久しぶりに夫の実家に行った。 あゆみのことを知っている数少ない身内である義理の姉たちもやって来た。 いきなり「イブのおばけが出るねん!」。 何のことだか分からないが、姉はとても嬉しそうで、自慢げだった。 イブというのは、私が嫁いだ年のクリスマスイブの…
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2008/07/08
お金で買えない物
事の発端は、息子が体育の授業で水着を忘れたことだった。そして、 その補習授業とTOEICの試験時間が重なってしまったことを、 息子は知らなかったと言う。たぶん、上の空で聞いていたのだろう。 このことを私に言ったのは夜の8時になってからで、私は慌てた。 息子はさほど慌てておらず、…
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2008/06/22
モ族の幸せな人々
京大病院「にこにこトマト」機関紙に出した原稿です。 いのちの和と輪 「モ族の幸せな人々」 友人の産婦人科医F子さんは、乳飲み子を含む6人の子もちで、人に幸せを配達することを副業としている人です。 まず、私が6人目の存在を知ったのは、昨日です。 今年もらった年賀状には5人の子ど…
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2008/06/13
私も、だいじょうぶと言ってほしかった
秋葉原で通り魔的な殺傷事件があり 誰もが衝撃を受けたことと思います。 報道の中で知ったことですが、 偶然通りかかった医師が救助にあたったものの 素手では成すすべがなく、打ちひしがれた思いを語っておられました。 そして、重症を負っている女子大生を救急車に送り込むとき 付き添った知…
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2008/05/21
手の内に自分が戻る
ずっと探している言葉がありました。 おそらく、子どもを亡くした人の多くに共通していると思うのですが 子どもが亡くなって、苦しい思いをしているうちに なんだかいろいろなことが起きてきて もっと苦しい状況にのまれていき、そうしているうちに 自分が自分でなくなっていくような焦燥感に駆…